英語 接続詞 一覧を覚えると、英文を読むときに「文と文がどのような関係で結ばれているのか」を理解しやすくなります。英語の接続詞(conjunction)は、単語・句・節などを結び、並列、選択、逆接、理由、条件、時間などの論理関係を示す重要な語です。一般的には、等位接続詞、従属接続詞、相関接続詞という3つの観点から整理すると理解しやすくなります。
英語の長文では、接続詞を単に「日本語の意味」で暗記するだけでは十分ではありません。たとえば and は「そして」と訳せるだけでなく、語・句・節を対等につなぐ働きがあります。一方、because や although は主節に従属する節を導きます。また、either … or … や not only … but also … のように、2つの語句をセットで扱う表現もあります。そこで本記事では、代表的な接続詞を意味・用法・例文とともに体系的に整理します。
英語の接続詞とは
接続詞とは、英語で語、句、節などを結び、それらの間の関係を示す品詞です。
たとえば、
I like tea and coffee.
では、and が「tea」と「coffee」という2つの語を結んでいます。
一方、
I was tired, but I continued working.
では、but が2つの節を結び、「疲れていた」という内容と「仕事を続けた」という内容の対比を示しています。
さらに、
I stayed home because it was raining.
では、because が「雨が降っていた」という従属節を導き、家にいた理由を示しています。
このように、同じ接続詞でも、つなぐ単位や文中で表す関係によって働きが異なります。
英語の接続詞の主な3種類
英語の接続詞は、学習上、次の3種類に分けて整理すると便利です。
| 種類 | 英語 | 主な役割 | 代表例 |
|---|---|---|---|
| 等位接続詞 | coordinating conjunctions | 対等な語・句・節をつなぐ | and, but, or, so |
| 従属接続詞 | subordinating conjunctions | 従属節を主節につなぐ | because, if, when, although |
| 相関接続詞 | correlative conjunctions | 2つの語をペアでつなぐ | both … and, either … or |
Cambridge DictionaryやMerriam-Websterなどでも、coordinating、subordinating、correlativeという分類が用いられています。
等位接続詞とは
等位接続詞は、文法的に同じレベルにある語、句、節などをつなぐ接続詞です。
代表的なものとして、
- and
- but
- or
- nor
- for
- yet
- so
が挙げられます。特に for, and, nor, but, or, yet, so は、それぞれの頭文字を取って「FANBOYS」と呼ばれることがあります。
and
and は「そして」「~と」「~および」などの意味を表し、情報を追加したり、複数の要素を並べたりするときに使います。
I bought apples and oranges.
私はリンゴとオレンジを買いました。
She opened the door and walked inside.
彼女はドアを開けて、中に入りました。
Tom studied hard, and he passed the exam.
トムは一生懸命勉強し、試験に合格しました。
but
but は「しかし」「~だが」という逆接を表します。
I was tired, but I went to work.
私は疲れていましたが、仕事に行きました。
前半から予想される内容と、後半の内容が対照的な場合に使用します。
or
or は「または」「あるいは」という選択を表します。
Do you want tea or coffee?
紅茶が欲しいですか、それともコーヒーが欲しいですか。
You can stay here or go home.
ここにいてもいいし、家に帰ってもかまいません。
nor
nor は否定的な選択・追加を表し、「~もまたない」という意味になることがあります。
He doesn’t drink coffee, nor does he drink tea.
彼はコーヒーを飲まないし、紅茶も飲みません。
neither … nor … の形でも非常によく使われます。
for
for は接続詞として「なぜなら」「というのも」という理由を示すことがあります。
I stayed at home, for it was raining heavily.
私は家にいました。というのも、雨が激しく降っていたからです。
ただし、現代英語では理由を表す場合、一般的な会話では because のほうが自然です。また、for の接続詞としての分類については文法研究上の細かな議論もあります。
yet
yet は「しかし」「それでも」という逆接を表します。
He is young, yet he is very experienced.
彼は若いですが、それでも非常に経験豊富です。
but と似ていますが、yet には「予想に反して」というニュアンスが感じられることがあります。
so
等位接続詞の so は「だから」「そのため」という結果を表します。
It was raining, so we stayed home.
雨が降っていたので、私たちは家にいました。
「原因 → 結果」という関係を作るのが基本です。
等位接続詞一覧
| 接続詞 | 基本的な意味 | 主な関係 | 例 |
|---|---|---|---|
| and | そして、~と | 追加・並列 | I like tea and coffee. |
| but | しかし | 逆接 | I tried, but I failed. |
| or | または | 選択 | Tea or coffee? |
| nor | ~もまたない | 否定の追加 | He doesn’t smoke, nor does he drink. |
| for | なぜなら | 理由 | I stayed home, for it was cold. |
| yet | しかし、それでも | 逆接 | It is difficult, yet possible. |
| so | だから | 結果 | It was late, so we left. |
なお、等位接続詞については文法体系によって分類範囲に違いがあります。例えば英語史・英文法研究では、and, or, but を純粋な等位接続詞とし、for や so について別の位置づけをする分析もあります。したがって、学習用の「FANBOYS」と、専門的な統語論上の分類は必ずしも完全に一致するわけではありません。
従属接続詞とは
従属接続詞は、主節だけではなく、主節に従属する節を導く接続詞です。
Because it was raining, we stayed home.
この文では、
- Because it was raining = 従属節
- we stayed home = 主節
という関係になっています。
従属節は、それだけでは文として完結しにくく、主節と組み合わせることで文全体を構成します。従属接続詞は、時間、理由、条件、譲歩、目的などの意味関係を明確にします。
時間を表す従属接続詞
時間を表す接続詞は、ある出来事が「いつ」「どの時点で」「どの出来事より前後に」起こるのかを示します。
| 接続詞 | 意味 |
|---|---|
| when | ~するとき |
| while | ~している間 |
| before | ~する前に |
| after | ~した後で |
| until | ~するまで |
| till | ~するまで |
| since | ~して以来 |
| once | いったん~すると |
| as soon as | ~するとすぐに |
| whenever | ~するときはいつでも |
| by the time | ~するまでには |
when
Call me when you arrive.
到着したら電話してください。
while
I listened to music while I was studying.
私は勉強している間、音楽を聴きました。
before
Wash your hands before you eat.
食べる前に手を洗いなさい。
after
We went home after the movie ended.
映画が終わった後、私たちは家に帰りました。
until
Wait here until I come back.
私が戻ってくるまでここで待ってください。
as soon as
I will call you as soon as I arrive.
到着したらすぐに電話します。
時間を表す従属接続詞には when, while, before, after, until, once, as soon as などがあり、英文読解でも非常に頻繁に登場します。
理由・原因を表す接続詞
理由を説明するときには、次の接続詞が重要です。
| 接続詞 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| because | なぜなら、~なので | I stayed home because I was sick. |
| since | ~なので | Since it was late, we left. |
| as | ~なので | As it was raining, we stayed inside. |
| now that | 今や~なので | Now that you are here, let’s start. |
because
because は理由を明確に示す代表的な従属接続詞です。
I couldn’t sleep because it was noisy.
うるさかったので眠れませんでした。
because は「結果 ← 理由」という関係を理解すると使いやすくなります。
条件を表す接続詞
条件を表す接続詞は、日常会話からビジネス英語、試験英語まで幅広く登場します。
| 接続詞 | 意味 |
|---|---|
| if | もし~なら |
| unless | ~しない限り |
| provided that | ~という条件で |
| providing that | ~という条件で |
| as long as | ~する限り |
| so long as | ~する限り |
| in case | ~の場合に備えて |
| even if | たとえ~でも |
| only if | ~の場合に限り |
if
If it rains, we will stay home.
もし雨が降ったら、家にいます。
unless
unless は「~しない限り」という意味です。
I won’t go unless you come with me.
あなたが一緒に来ない限り、私は行きません。
unless = if … not と考えると理解しやすい場合があります。
Unless you hurry, you will miss the train.
は、
If you don’t hurry, you will miss the train.
に近い意味です。
as long as
You can stay here as long as you are quiet.
静かにしている限り、ここにいてもかまいません。
譲歩・逆接を表す接続詞
譲歩とは、「普通なら反対の結果になりそうなのに、実際にはそうならない」という関係です。
| 接続詞 | 意味 |
|---|---|
| although | ~だけれども |
| though | ~だけれども |
| even though | ~であるにもかかわらず |
| even if | たとえ~でも |
| whereas | ~である一方 |
| while | ~である一方 |
although
Although it was raining, we went outside.
雨が降っていましたが、私たちは外に出ました。
even though
Even though he was tired, he kept working.
彼は疲れていたにもかかわらず、仕事を続けました。
although よりも even though のほうが「それにもかかわらず」という意外性を強調しやすい表現です。
whereas
whereas は2つの事柄を比較・対照するときに使われます。
My brother likes sports, whereas I prefer music.
私の兄はスポーツが好きですが、私は音楽のほうが好きです。
目的を表す接続表現
目的を表す場合には、次のような表現があります。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| so that | ~するように、~するために |
| in order that | ~するために |
| lest | ~しないように |
I left early so that I could catch the train.
電車に乗れるように、私は早く出発しました。
so that は「目的」と「結果」の両方に関係することがあるため、文脈から判断することが重要です。
名詞節を導く接続詞
接続詞の中には、名詞節を導くものもあります。
代表的なのが that と whether です。
that
I think that he is honest.
私は彼が正直だと思います。
この場合、that he is honest 全体が「何を思っているのか」を表しています。
whether
I don’t know whether he will come.
彼が来るかどうかわかりません。
whether は「~かどうか」を表します。
相関接続詞とは
相関接続詞は、2つの語句をペアで使用する接続表現です。
代表的なものは次のとおりです。
| 相関表現 | 意味 |
|---|---|
| both A and B | AもBも |
| either A or B | AかBのどちらか |
| neither A nor B | AもBも~ない |
| not only A but also B | AだけでなくBも |
| whether A or B | AであれBであれ |
| as A as B | Bと同じくらいA |
| the 比較級…, the 比較級… | ~すればするほど~ |
Cambridge DictionaryやMerriam-Websterでも、both … and …、either … or …、neither … nor …、not only … but also … などが代表的な相関接続表現として紹介されています。
both A and B
Both Tom and Mary speak English.
トムもメアリーも英語を話します。
either A or B
You can choose either tea or coffee.
紅茶かコーヒーのどちらかを選べます。
neither A nor B
Neither Tom nor Mary came to the party.
トムもメアリーもパーティーに来ませんでした。
not only A but also B
She is not only smart but also kind.
彼女は頭がよいだけでなく、親切でもあります。
相関接続詞では、AとBにできるだけ同じ文法的な形を置くことが重要です。
She likes reading and swimming.
のように、動名詞と動名詞を対応させると自然です。
接続詞と句読点の使い方
接続詞を使うときは、コンマの位置にも注意しましょう。
従属節が文頭に来る場合、一般的には主節との境界にコンマを置きます。
Because it was raining, we stayed home.
一方、主節を先に置く場合は、通常コンマを必要としません。
We stayed home because it was raining.
Cambridge Dictionaryも、従属節が主節の前に置かれる場合は、その節の終わりに通常コンマを置き、主節が先の場合には通常コンマを置かないと説明しています。
接続詞と「つなぎ言葉」は同じではない
英語学習では、however、therefore、therefore、as a result なども「接続詞」のように説明されることがあります。しかし、文法上は接続詞と接続副詞などを区別する必要があります。
例えば、
It was raining. Therefore, we stayed home.
の therefore は、because のような従属接続詞とは異なる働きをします。
Cambridge Dictionaryも、as a result、therefore、however などを linking adjuncts として扱い、従属接続詞とは文法的な位置づけが異なることを説明しています。
この違いを理解すると、英文の構造をより正確に分析できます。
英語 接続詞 一覧:重要表現まとめ
並列・追加
- and
- both … and …
- not only … but also …
- as well as
選択
- or
- either … or …
- whether … or …
否定・選択
- nor
- neither … nor …
逆接・対比
- but
- yet
- although
- though
- even though
- whereas
- while
理由
- because
- since
- as
- now that
結果
- so
- so that
時間
- when
- while
- before
- after
- until
- till
- since
- once
- as soon as
- whenever
- by the time
条件
- if
- unless
- provided that
- providing that
- as long as
- so long as
- in case
- only if
- even if
目的
- so that
- in order that
- lest
内容・判断
- that
- whether
- if
接続詞を使った例文集
接続詞を単語だけで覚えるより、文の中で確認すると使い方が理解しやすくなります。
- I like coffee and tea.
私はコーヒーと紅茶が好きです。 - I wanted to go, but I was busy.
行きたかったのですが、忙しかったです。 - You can call me or send me an email.
電話してもメールを送ってもかまいません。 - I stayed home because I was sick.
病気だったので家にいました。 - If you study hard, you will improve.
一生懸命勉強すれば、上達します。 - Although it was difficult, I finished it.
難しかったですが、終わらせました。 - Call me when you arrive.
到着したら電話してください。 - I will wait until you come back.
あなたが戻るまで待ちます。 - You can stay as long as you follow the rules.
ルールを守る限り、滞在できます。 - Both John and Mike speak Japanese.
ジョンもマイクも日本語を話します。 - Either you or I will go.
あなたか私のどちらかが行きます。 - Neither the teacher nor the students knew the answer.
先生も生徒たちも答えを知りませんでした。 - She is not only beautiful but also intelligent.
彼女は美しいだけでなく、知的でもあります。
接続詞を覚えるときに重要なポイント
英語の接続詞を学ぶ際には、単語の日本語訳だけを暗記するのではなく、次のような観点から整理すると効果的です。
- 何と何をつないでいるかを確認する
- 語と語
- 句と句
- 節と節
- 前後の意味関係を確認する
- 追加
- 選択
- 逆接
- 理由
- 結果
- 時間
- 条件
- 目的
- 主節と従属節を見分ける
- 等位接続なら対等な関係
- 従属接続なら主節と従属節の関係
- 接続詞の後ろに何が来るか確認する
- 語だけなのか
- 句なのか
- 主語+動詞を含む節なのか
- ペアで使う表現を意識する
- both … and …
- either … or …
- neither … nor …
- not only … but also …
長文読解で接続詞が重要な理由
接続詞は、英文の論理構造を理解するための重要な手がかりになります。
例えば、
The project was difficult, but we completed it.
という文を見た場合、but を見つければ、「前半と後半が対比されている」と判断できます。
また、
We canceled the event because the weather was bad.
なら、because によって「イベントを中止した」という結果と、「天候が悪かった」という理由の関係が示されています。
さらに、
If you follow these instructions, you can complete the task.
なら、if によって条件が提示されています。
つまり接続詞を見つけるだけで、英文の論理展開を予測できます。長文読解では、すべての単語を日本語に訳すよりも、まず接続詞に注目して「この文は前の文とどんな関係なのか」を考えることが有効です。
似ている接続詞の使い分け
because と although
because は理由、although は譲歩です。
I stayed home because it was raining.
雨が降っていたので家にいました。
I went outside although it was raining.
雨が降っていましたが外に出ました。
「なぜ?」なら because、「~なのに」なら although と考えると整理しやすくなります。
if と unless
if は条件を表し、unless は「~しない限り」という否定条件を表します。
If you study, you will improve.
Unless you study, you will not improve.
ただし、実際の英文では文脈によってニュアンスが変わるため、単純に機械的な置き換えをするのではなく、文全体の意味を見ることが重要です。
while と when
when は「~するとき」という時間関係を広く表せます。
Call me when you arrive.
while は「~している間」という継続的な時間関係や、文脈によって「一方で」という対比を表します。
I listened to music while I was studying.
My brother likes football, while I like baseball.
相関表現の発展的なパターン
相関表現には、基本的な both … and … 以外にもさまざまな形があります。
the 比較級 …, the 比較級 …
The more you practice, the better you become.
練習すればするほど、上達します。
no sooner … than …
No sooner had he arrived than it started raining.
彼が到着するとすぐに雨が降り始めました。
hardly … when …
Hardly had I arrived when the meeting started.
私が到着するとすぐに会議が始まりました。
このような相関的な表現は、日常会話よりもフォーマルな文章や文学的な英文で目にすることがあります。英語の高度な文法では、no sooner … than、hardly … when、the … the … なども相関的な構造として扱われることがあります。
英語 接続詞 一覧を体系的に整理する方法
英語の接続詞は数が多く見えるため、最初からすべてを丸暗記する必要はありません。
まずは次の基本グループを押さえるとよいでしょう。
| 優先度 | グループ | まず覚えたい語 |
|---|---|---|
| 高 | 追加・並列 | and |
| 高 | 逆接 | but |
| 高 | 選択 | or |
| 高 | 理由 | because |
| 高 | 条件 | if, unless |
| 高 | 時間 | when, before, after, while |
| 高 | 譲歩 | although, though |
| 中 | 結果 | so |
| 中 | 条件 | provided that, as long as |
| 中 | 相関 | both … and, either … or |
| 中 | 否定 | neither … nor |
| 中 | 強調 | not only … but also |
| 発展 | 相関表現 | no sooner … than, the … the … |
このように「日本語訳」だけではなく、「どんな論理関係を作るのか」という観点で覚えると、英文読解・英作文・会話のすべてで応用しやすくなります。
まとめ:英語 接続詞 一覧を理解して英文の構造を読み解こう
英語 接続詞 一覧を学ぶときに重要なのは、単語を大量に暗記することだけではありません。and、but、or のように対等な要素を結ぶ等位接続詞、because、if、when、although のように従属節を導く従属接続詞、そして both … and …、either … or …、neither … nor …、not only … but also … のようにペアで働く相関接続詞を、それぞれの役割とともに理解することが大切です。
接続詞は英文の「道しるべ」ともいえる存在です。because があれば理由、but があれば対比、if があれば条件、when があれば時間、although があれば譲歩というように、接続詞から文と文の論理関係を読み取れるようになります。まずは頻出表現を確実に身につけ、その後に相関表現や発展的な接続表現へと学習範囲を広げることで、英文をより正確かつスムーズに理解できるようになるでしょう。