就職や転職活動に欠かせないアイテムといえば、やはり履歴書(りれきしょ)です。その中でも多くの応募者が見落としがちなのが、「履歴書の趣味・特技でNGなのは?」という視点。
一見、軽く思われがちなこの欄ですが、実は採用担当者に強く印象づける可能性もあれば、逆に悪い印象を与えてしまうリスクも孕んでいます。
本記事では、**履歴書の趣味・特技でNGなのは?**という疑問に対し、避けるべき内容や書き方のコツ、そして適切な例文を含めながら、詳しくかつ分かりやすく解説していきます。
趣味・特技欄の重要性とは?
合否の判断材料となる場合がある
採用担当者は、応募者の「人柄」や「価値観」を趣味・特技から推測します。リクナビNEXTの調査では、18%の担当者が「趣味・特技」で合否を判断したことがあると回答しています。
- 合格の判断材料となるケース:
- 特技が業務に直接関係する(例:英語、プログラミングなど)
- 社風にマッチしそうな趣味(例:チームスポーツ)
- 不合格につながるケース:
- 公序良俗に反する趣味
- ネガティブな印象を与える表現
面接の場が和む
面接の導入として、「ご趣味は?」と聞かれることは多いです。緊張を和らげる効果があるため、話題として使いやすい趣味を選ぶことがポイントです。
自分を印象付けられる
何百通もある履歴書の中で、採用担当者に印象を残すことは非常に重要です。特技や趣味がユニークで具体性があると記憶に残りやすくなります。
企業研究の成果を自然にアピールできる
応募先企業の文化や活動と趣味が一致していれば、自然に「この人は企業研究をしているな」と思わせることができます。
例:
- 企業SNSにアウトドア部の活動 → 趣味「登山」「キャンプ」
自己PRの補強になる
特技が職種に関係していれば、自己PRの一部として活用できます。
たとえば、**営業職志望者が「プレゼンが得意」**であれば、大きなアピールポイントになります。
趣味と特技の違いとは?
| 項目 | 趣味(しゅみ) | 特技(とくぎ) |
|---|---|---|
| 定義 | 楽しむために行うこと | 他人よりも得意なこと |
| 例 | 読書、映画鑑賞、旅行 | 英会話、速読、タイピング |
| 履歴書での使い方 | リラックス方法や価値観の提示 | 業務スキルの補足情報として提示 |
履歴書における趣味・特技の考え方
応募する企業に関連した趣味・特技を考える
例:
- IT企業 → 特技「Pythonによる自動化ツール開発」
- 外資系 → 趣味「英語でのポッドキャストを毎日聴く」
趣味・特技で自分の人柄を伝える
- 趣味「マラソン」→ 継続力や体力がある
- 特技「料理」→ 計画性やクリエイティビティがある
ギャップのある趣味・特技でインパクトを与える
例:
- 外見はクール系 → 趣味「紙芝居制作」
- 落ち着いた印象 → 特技「ブレイクダンス」
ユニークで意外性のある趣味・特技もアリ
ただし「奇抜すぎる表現」は逆効果になることもあります。バランスが重要です。
趣味・特技の書き方のポイント
社風や職種によって書き分ける
例:
- ベンチャー系 → クリエイティブ系の趣味が好まれる傾向
- 公的機関 → 落ち着いた趣味(読書、歴史散策など)
自己PRに深みを出す
「ただの情報」ではなく、「なぜ好きか」「何を得たか」まで記載すると説得力が増します。
「趣味・特技」と「説明文」を分けて書く
NG例:
→ 趣味:映画鑑賞(だけ)
OK例:
→ 趣味:映画鑑賞(週に1本は必ず映画館で観賞し、SNSでレビューを投稿しています)
極端な短文や長文は避ける
- 目安:1行〜2行程度が読みやすい
- 読みにくい例:ダラダラと長文で書いてしまう
ありがちな趣味・特技の伝え方の工夫
旅行の場合
- NG:旅行
- OK:国内外の街歩きが趣味で、歴史ある建築物を写真に収めています。
ゲームの場合
- NG:ゲーム
- OK:戦略ゲームを通じて、課題分析や計画立案の思考力を養っています。
音楽鑑賞・映画鑑賞
- OK:ジャンルを具体化し、どんな観点で楽しんでいるかを加える
(例:洋画を英語字幕で観て語彙力アップに努めています)
履歴書の趣味・特技の例文集
営業職向けの例
特技:ディベート
説明:大学時代にディベートサークルに所属しており、論理的思考と瞬発力を培いました。
事務職向けの例
趣味:整理整頓
説明:文房具や資料の収納方法にこだわり、効率的な業務環境を自ら構築するのが好きです。
技術職向けの例
特技:プログラミング(C++)
説明:業務効率化のために独自ツールを作成し、チームで活用されています。
履歴書の趣味・特技でNGなのは?
NG例の一覧表
| NGの種類 | 内容 | 理由 |
|---|---|---|
| ギャンブル | パチンコ、競馬など | 公序良俗に反する・依存性が懸念される |
| 政治・宗教 | 政治活動、宗教的布教など | 個人の思想に関わるため避けるべき |
| 嘘の記載 | 実際はできない特技など | 面接時にバレるリスクあり |
| 一般的すぎる | 「音楽鑑賞」「映画鑑賞」のみ | 印象に残らずアピールにならない |
| 内容がネガティブ | 「人間不信」「1人でいるのが好き」 | チームワークを重視する企業には不適 |
「趣味や特技がない・浮かばない」場合は?
好きなもの・興味のあるものを書き出してみる
紙に書き出してみると、案外いろいろ思い出せることが多いです。
休日の過ごし方を思い出す
「何をしている時にリラックスできているか」を考えてみましょう。
興味のあることを実際にやってみる
体験ベースで得たことの方が、面接時にも説得力があります。
「履歴書の趣味・特技でNGなのは?」という疑問に対する答えは、内容そのものというよりも「どう伝えるか」にかかっています。
ギャンブルや政治・宗教など避けるべき項目がある一方で、趣味や特技は工夫次第で自分を強く印象づける武器になります。
一番大切なのは、「その趣味・特技から何が伝えられるか」という視点で選び、記載すること。
あなたらしさがにじみ出るような趣味・特技を記入し、他の応募者と差をつけましょう。