溶接 記号 一覧 : 種類・意味・設計での使い方を徹底解説

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この記事では溶接 記号 一覧について解説します。設計図面の中で頻繁に見られる「溶接記号」は、溶接の種類、方法、寸法、位置などを正確に伝えるための“共通言語”です。正しい溶接記号の理解と運用は、設計者と施工者の意思疎通をスムーズにし、製品の品質を高めるために欠かせません。

溶接 記号 一覧を知ることは、図面を読む力を高めるだけでなく、実際の溶接作業や品質管理においても極めて重要です。この記事では、JIS(日本産業規格)やISOの基準に基づき、主要な溶接記号の意味と使用例を表とQ&A形式でわかりやすくまとめます。


A. ダウンロード用表

番号ファイル名ダウンロードリンク
1溶接記号一覧表(JIS・ISO対応)こちらをクリック
2溶接記号の図面記入例(PDF形式)こちらをクリック
3開先形状と対応溶接方法早見表こちらをクリック
4すみ肉・完全溶け込み溶接の比較資料こちらをクリック
5溶接品質管理チェックリストこちらをクリック

B. 溶接 記号 よくある質問(質問と回答形式)


質問1: 溶接記号とは何ですか?

回答:
溶接記号とは、設計図面上で溶接の種類、方法、寸法、位置などを示すための標準化された図示方法です。溶接は目視で判断できない部分が多く、図面上での正確な指示が欠かせません。

例えば、「すみ肉溶接(フィレット溶接)」や「完全溶け込み溶接(フルペネトレーション溶接)」などの溶接方法、またはのど厚・開先形状などの寸法情報を、統一された記号によって明確に伝えることができます。これにより、設計者の意図を施工者が正確に理解し、高品質な溶接を実現できるのです。


質問2: 溶接記号にはどんな種類がありますか?

回答:
溶接記号には、溶接の目的や形状に応じて多くの種類があります。代表的なものを以下に示します。

溶接方法記号例特徴
すみ肉溶接(フィレット溶接)▷(三角形)最も一般的。接合部がL字型の構造に使用。
完全溶け込み溶接FP母材を完全に溶かして接合する強固な溶接。
部分溶け込み溶接PP接合部の一部だけを溶かす方法。
突合せ溶接平面同士を接合。開先加工を伴う場合もある。
片面溶接/両面溶接—/=溶接を行う面を指定する記号。
電子ビーム溶接(EBW)EB高精度・高密度な溶接。航空・医療機器分野などで使用。
アーク溶接T(ワイヤ記号)ISO基準で使用。Tはフラックス入りワイヤを意味する。

このように、溶接記号は単なるマークではなく、**溶接条件そのものを示す「技術言語」**といえます。


質問3: 溶接記号の主な構成要素を教えてください。

回答:
溶接記号は、以下の要素で構成されています。

  1. 基本記号(Main symbol) – 溶接方法を示す。例:すみ肉溶接、突合せ溶接など。
  2. 補助記号(Supplementary symbol) – 仕上げや位置などの追加情報。例:仕上げ研磨(G)、全周溶接(〇)など。
  3. 寸法記号 – のど厚や開先角度など、溶接の寸法を数値で指示。
  4. 矢線と基準線 – 図面上で溶接位置を指示するための線。

これらの要素を正しく理解することで、図面から正確な作業内容を読み取ることができます。


質問4: すみ肉溶接(フィレット溶接)とは何ですか?

回答:
すみ肉溶接とは、L字形に接した金属板の角に三角形状のビードを形成して接合する溶接方法です。最も一般的な溶接形式であり、構造物や配管、フレームなど多くの場面で使用されます。

図面上では、三角形の記号(▷)で表され、のど厚(溶接の深さ)が明示されます。例えば、「6 ▷」という記号は、のど厚6mmのすみ肉溶接を意味します。


質問5: 完全溶け込み溶接(FP)とはどのような溶接ですか?

回答:
完全溶け込み溶接(Full Penetration Weld、FP)とは、母材の全断面を完全に溶かして接合する方法です。非常に高い強度が得られるため、橋梁や圧力容器など、安全性が求められる構造物に使われます。

図面上では、「FP」または特定の開先形状記号とともに寸法が記載されます。例えば、V形開先(V-groove)を伴う完全溶け込み溶接は、「V形記号+FP」と表されます。


質問6: 溶接記号はどのように図面上で配置されますか?

回答:
図面上では、**基準線(Reference line)**に溶接記号を配置し、矢線(Arrow line)が溶接位置を示します。配置の基本ルールは以下の通りです。

  • 矢線側に記号を描く場合 → 矢線が指す側を溶接する。
  • 矢線と反対側に記号を描く場合 → 反対面を溶接する。
  • 全周溶接の場合 → 溶接記号の中央に「〇」を追加。
  • 溶接仕上げを指示する場合 → 記号の上に「G(グラインド)」などを記載。

これらの配置ルールを理解すれば、設計者の意図が明確に読み取れます。


質問7: ISO規格やJIS規格の違いはありますか?

回答:
はい、あります。日本国内では主にJIS Z 3021(溶接記号の表示方法)が用いられていますが、国際的にはISO 2553が標準です。

主な違いは以下の通りです。

項目JIS規格ISO規格
記号体系日本独自の表記も一部あり世界共通の図示法
溶接ワイヤ記号英字+数字(例:YGW15)T記号(フラックス入りワイヤ)
図面表記方向一部反転のルールあり国際統一方向(矢線側=溶接側)

現在、多くの企業が国際取引や共同設計のためにISO規格を採用する傾向があります。


質問8: CADで溶接記号を作成する方法はありますか?

回答:
はい、近年のCADソフトウェア(AutoCAD、SolidWorks、CATIAなど)には、溶接記号を自動生成するツールが搭載されています。これにより、設計者はクリック操作で規格に沿った溶接記号を配置でき、入力ミスの防止や設計効率の向上が期待できます。

また、テンプレートを利用すれば社内規格に沿った溶接記号の統一も可能です。


結論

ここまで溶接 記号 一覧を中心に、記号の意味、種類、配置方法、JISとISOの違いなどを詳しく解説しました。溶接記号は設計図面の“言語”であり、これを正確に理解することが品質・安全・コストの最適化に直結します。

溶接 記号 一覧をしっかり習得すれば、設計者と施工者の連携がスムーズになり、国際基準に対応した高品質な製品づくりが可能になります。正しい記号理解こそが、優れたエンジニアリングの第一歩です。