フローチャート 記号 一覧 : 基本・応用・種類・使い方・作成のポイント

に投稿

フローチャート 記号 一覧は、業務プロセスやシステムの流れを視覚的かつ論理的に整理するための重要なツールです。プロセスの開始から終了までの手順や条件分岐、データの入出力などを効率よく表現することができ、複雑な業務フローやプログラム設計を理解しやすくします。特に、初めてフローチャートを作成する方や業務改善を考える際には、この一覧を理解することが基本となります。

本記事では、フローチャート 記号 一覧に含まれる基本記号とその他の記号を詳細に解説し、それぞれの意味や使い方、実際の例を交えながらわかりやすく紹介します。また、作成時のポイントや注意点も整理することで、誰でも正確かつ効率的にフローチャートを作成できる内容にしています。


フローチャートの基本記号

フローチャートの基本的な記号は、業務やプログラムの流れを理解するうえで欠かせないものです。以下の記号を組み合わせることで、プロセス全体を論理的に表現できます。

1. 開始/終了(楕円形)

  • 意味: プロセスの開始点または終了点を示す
  • 使用例: 「申し込み開始」「処理終了」
  • 特徴: フローチャートは必ず開始と終了が明確にあるため、この記号は必須です

2. プロセス(長方形)

  • 意味: 特定のタスクや処理、アクションを表す
  • 使用例: 「情報を入力する」「データを保存する」
  • ポイント: 1つの長方形は1つの処理を表すため、複数処理をまとめる場合は複数の長方形を使用

3. 決定(菱形)

  • 意味: 条件判定や分岐点を示す
  • 使用例: 「ユーザーは有料会員か?」 → YES/NO に分岐
  • 特徴: 条件分岐を明確にするために、複数の経路に矢印を接続

4. 入出力(平行四辺形)

  • 意味: データの入力・出力や外部システムとのやり取り
  • 使用例: 「データベースから読み込む」「外部ファイルに書き込む」
  • ポイント: プロセスと組み合わせてデータの流れを表現する際に使用

5. フローライン(矢印)

  • 意味: 記号間の接続と流れの方向を示す
  • 使用例: 上から下、左から右へのプロセスの流れ
  • 特徴: 常に左から右、上から下を意識し、矢印が重ならないように配置

その他のフローチャート記号

基本記号に加えて、より複雑なフローチャートでは以下の記号も使用されます。

記号意味使用例
定義済み処理(二重長方形)別のフローチャートや業務プログラムで詳細が示されている処理「計算処理サブルーチン」
準備(六角形)作業準備ステップを区別「材料準備」
手作業(台形)手動で行うプロセス「書類を手入力」
データストレージ(円筒形)データ保存場所「顧客情報DB」
コメント(破線四角)特定箇所の説明や注釈「注意: 入力必須」
結合子(円)複数のフローの接続「処理Aと処理Bの統合」
ページ外結合子(五角形)複数ページのフローチャート接続「続きは次ページ」

記号ごとの使用例と応用

楕円(開始・終了)

  • 使い方: フローチャートの最初と最後に配置
  • 応用例:
    1. 新規会員登録フローの開始点
    2. データ処理完了後の終了点

四角(処理・タスク)

  • 使い方: 個別の処理や業務タスクを表す
  • 応用例:
    1. 顧客情報入力
    2. データベース更新
    3. メール送信処理

ひし形(判断・分岐)

  • 使い方: 条件によりフローを分ける
  • 応用例:
    1. 支払い完了か?
    2. 在庫ありか?
    3. ユーザー認証成功か?

平行四辺形(入出力)

  • 使い方: データやリソースの入出力
  • 応用例:
    1. ファイル読み込み
    2. 結果を画面に表示
    3. 外部API呼び出し

矢印(フローライン)

  • 使い方: 記号間の関係や順序を示す
  • 応用例:
    1. 上から下への処理の流れ
    2. 条件分岐の経路表示
    3. データフローの方向指示

フローチャート作成のポイント

フローチャートを効果的に作成するには、記号の選択だけでなく配置や流れも重要です。

  1. 流れの方向
    • 左から右、上から下を基本に配置
    • 矢印の方向で処理の順序を明確化
  2. 線が交差しないように配置
    • フローラインが重ならないよう、段差や結合子を活用
  3. 記号の選択
    • 処理内容に最適な記号を使用
    • 条件分岐は必ず菱形、データ入出力は平行四辺形
  4. ラベルの明確化
    • 各記号内に具体的な処理名や条件を書く
    • コメント記号で補足説明を加えるとより理解しやすい

実際のフローチャート例

以下は、オンライン注文処理フローの例です。

[開始] → [注文情報入力] → [在庫確認] ──YES──> [発送準備] → [終了]
                       │
                       NO
                       ↓
                  [在庫不足通知] → [終了]
  • 開始/終了:楕円
  • 注文情報入力:長方形
  • 在庫確認:菱形(分岐条件)
  • 発送準備:長方形
  • 在庫不足通知:長方形
  • 矢印:処理の流れを示す

フローチャートを活用するメリット

  • 視覚的に理解しやすい
  • 複雑なプロセスを整理できる
  • 業務改善や自動化の基礎資料になる
  • チームでの情報共有がスムーズになる

まとめ:フローチャート 記号 一覧の理解と活用

本記事では、フローチャート 記号 一覧について、基本記号から応用記号まで詳細に解説しました。楕円や長方形、菱形、平行四辺形、矢印などの基本記号に加え、二重長方形や円筒形、六角形などの特殊記号を活用することで、複雑な業務プロセスやプログラムも整理可能です。フローチャートを作成する際は、流れの方向や記号の選択、線の交差を避ける配置を意識することがポイントです。これらを踏まえて、正確で見やすいフローチャートを作成することが、業務効率化やチーム内の理解促進に大きく役立ちます。