述語とは : 定義 ・ 役割 ・ 見つけ方 ・ 例文 ・ 注意点

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日本語の文法を理解するうえで欠かせない要素が述語です。文の中で「どうする」「どんなだ」「何だ」に当たる部分を表す述語は、文全体の意味を決定づける中心的な役割を担います。したがって、述語とは何かを正しく理解することは、正確な日本語表現や読解力の向上に直結します。

文の基本構造は「主語」と「述語」の関係によって成り立ちますが、その中でも述語は必ず文末に現れるのが一般的であり、主語や修飾語を受けて文全体の意味を完成させます。ここでは、述語とは何かについて、定義・役割・見つけ方・例文・注意点を詳しく解説していきます。


述語の定義

述語の定義を簡潔にまとめると以下の通りです。

  • 「どうする」「どんなだ」「何だ」に当たる文節を述語という。
  • 述語は文末に置かれ、主語や修飾語の情報をまとめて文を完結させる。
  • 動詞・形容詞・名詞+助動詞「だ」などが述語の中心になる。

述語の種類

  1. 動作や作用を表す(どうする)
    • 例:犬が 走る
  2. 性質や状態を表す(どんなだ)
    • 例:花が きれいだ
  3. 存在や同定を表す(何だ)
    • 例:これが 猫だ

述語の役割

述語は文全体において次のような役割を持ちます。

  1. 主語を説明する
    • 「太陽が 沈む」では、太陽の動作を説明している。
  2. 文を成立させる
    • 述語がなければ文は成立しない。例えば「犬が…」だけでは意味が不完全。
  3. 文末に位置して文意を決定する
    • 日本語の特徴として、述語は原則文末に来て意味を確定する。
  4. 文の種類を決める
    • 述語の種類によって文が動作文・状態文・存在文などに分類される。

述語の見つけ方

述語を見つける手順は以下の通りです。

  1. 文を文節に区切る。
  2. 文末に注目して「どうする」「どんなだ」「何だ」に当たる部分を確認する。
  3. その部分が文全体の意味を担っているか確認する。

例文で確認

「これが私が飼っている猫だ。」

  1. 文節に分ける:これが|私が|飼って|いる|猫だ。
  2. 文末に注目:「猫だ」が述語。
  3. 文全体をまとめているのが「猫だ」であるとわかる。

述語の例文集

「どうする」を表す述語

  • 太陽が 西に 沈む
  • 子どもが 公園で 遊ぶ

「どんなだ」を表す述語

  • 花が きれいだ
  • 空が 青い

「何だ」を表す述語

  • これが 答えだ
  • 彼は 先生だ

「ある・いる」を用いた存在の述語

  • 机の上に 本が ある
  • 公園に 子どもが いる

述語と主語の関係

述語は主語と常に結びついて文の骨組みを作ります。

主語述語文の意味
鳥が鳴く鳥が鳴く
花がきれいだ花の状態を表す
これが猫だこれが猫である
子どもが遊ぶ子どもが遊ぶ

述語に関する練習問題

問題1

次の文の述語を答えなさい。

  1. 妹は、料理がとても得意だ。
  2. どこかで見たことがある風景だ。
  3. 私は、電車に乗って学校に通う。
  4. そのカボチャは、とても大きい。

解答

  1. 得意だ(どんなだ)
  2. 風景だ(何だ)
  3. 通う(どうする)
  4. 大きい(どんなだ)

述語の注意点

  1. 倒置表現に注意
    • 述語は原則文末に置かれるが、会話などでは前に出ることがある。
    • 例:「寒いですね、ここは。」(述語が主語より先に来る)
  2. 複数の述語を持つ文もある
    • 「彼は走って転んだ。」では「走って」「転んだ」の二つの述語がある。
  3. 主語が省略されても述語は残る
    • 例:「行きたい。」(主語が省略されても述語で意味が成り立つ)
  4. 述語が文型を決定する
    • 動詞文、形容詞文、名詞文など、述語の種類によって文型が変わる。

まとめ:述語とは

以上のように、述語とは文の中で「どうする」「どんなだ」「何だ」に当たる部分を表し、主語と結びつくことで文全体を成立させる核となる要素です。述語は文末に位置して文の意味を確定させるだけでなく、文型や表現の幅を決める重要な役割を持ちます。

日本語文法の理解を深めるためには、主語と同時に述語とは何かを正確に押さえておくことが不可欠です。述語の性質を理解することで、表現力と読解力は格段に向上するでしょう。