「ムカデ」「ヤスデ」違い:足の数・毒・性格・見分け方を徹底比較

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「ムカデ」「ヤスデ」の違いを正しく説明できますか。どちらも細長い体に多くの足を持つ節足動物ですが、ムカデは肉食で毒を持ち人を咬むことがあり、ヤスデは落ち葉を食べる草食性で咬まない点が大きく異なります。本記事では二つの生き物を表で整理し、各項目を詳しく解説します。

「ムカデ」「ヤスデ」の違い早見表と項目別解説

項目ムカデヤスデ
漢字百足馬陸
分類唇脚綱(しんきゃくこう)倍脚綱(ばいきゃくこう)
足の数1体節に1対(2本)1体節に2対(4本)
体の形平たい丸く筒状
食性肉食(昆虫、ミミズなど)草食・腐植食(落ち葉、腐葉土)
毒・危険性毒牙で咬む。強い痛みと腫れ咬まない。刺激性の液を出す種類がいる
動き方素早いゆっくり、敵に会うと丸まる
触角・色触角が長く、赤褐色や黒っぽい種類が多い触角が短く、黒褐色や茶色の種類が多い

漢字

ムカデは「百足」、ヤスデは「馬陸」と書きます。ヤスデには「八十手」などの当て字もあります。いずれも足が多いことに由来しますが、実際の足の数は種によって異なり、百本ちょうどではありません。

分類

どちらも節足動物の多足類に含まれますが、グループは別です。ムカデは唇脚綱、ヤスデは倍脚綱に属します。見た目が似ていても、進化の系統が異なる別の生き物です。なお、ゲジ(ゲジゲジ)はムカデと同じ唇脚綱の仲間です。

足の数

最も確実な見分け方は、足の付き方です。ムカデは体の1節につき1対(2本)、ヤスデは1節につき2対(4本)あります。ヤスデの足は体の下側に密に並び、波打つように動きます。種類によっては数百本に及び、足の数が最も多い種では750本に達するものも知られています。

体の形

ムカデは背腹方向に平たく、体を横にくねらせて動きます。ヤスデは円筒形で、体が硬く、まっすぐ前進する傾向があります。ムカデの頭部には、獲物を捕らえる大きな顎肢(毒牙)があり、前方に見えます。

食性

ムカデは肉食で、ゴキブリ、クモ、ミミズ、ハエなどを捕らえて食べます。ヤスデは落ち葉や朽ち木、腐った植物を食べて分解し、土づくりに貢献する益虫的な存在です。そのため、家の中に入るのは湿った場所にエサや隠れ場所を求めるからです。

毒・危険性

ムカデに咬まれると、激しい痛み、腫れ、赤みが生じます。まれにアナフィラキシーを起こす場合があるため、咬まれたときは流水で洗い、冷やして、症状が強ければ医療機関を受診してください。ヤスデは咬みませんが、身を守るために出す液で、皮膚炎や目の炎症を起こす種類がいます。触れた後は手を洗いましょう。

動き方

ムカデは非常に素早く、捕食や逃走のために走ります。ヤスデの動きは遅く、危険を感じると体をくるりと丸めて身を守ります。この「丸まる」行動は、ヤスデを見分ける簡単な目印です。

触角・色

ムカデの触角は長く、体色は赤褐色や黒褐色が一般的で、足が黄色っぽい種類も多くいます。ヤスデの触角は短く、全体が黒、茶、褐色などの落ち着いた色です。ただし、色には個体差が大きいため、判断には足の付き方や体の形を併せて確認してください。

まとめ:「ムカデ」「ヤスデ」は足の付き方と食性で見分ける

「ムカデ」は1体節に足が1対の肉食性で、毒を持つ危険な生き物です。「ヤスデ」は1体節に足が2対の草食性で、咬まず、丸まって身を守る性質があります。見つけたときは、体が平たく素早ければムカデ、丸く筒状でゆっくりならヤスデと判断できます。安全のため、ムカデには素手で触れず、ヤスデも触った後は手を洗いましょう。